エディさんが教えてくれたもの 5 赤井英和 

 アマチュア時代からガードが低すぎると言われ続けた俺やけど、エディーさんは「OK、あんたのパンチ、強いの。パン、パン、パン、そこから出るのよ。OKよ。」とすぐに認めてくれはった。それから柴田(国明)先輩に言ったのと同じように「アカイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、しながら入るの。そこから、あんたのパワーあるから左フック、バーン!」。
 こんなふうに選手の長所を伸ばしてくれる″ワンポイントアドバイス″がすごくうれしかったんですわ。エディさんのアドバイス聞くと毎回、自分が強くなっていくような気がしてました。せやから、練習が終わると、もう、すぐに、早う次ぎの日こないかなぁ、と楽しみで、ボクシングできるのが楽しくてしょうがない毎日やったね。
 多くの先輩方も、自分が一番愛された、と思うとるはずやけど、本当にエディーさんは誰にでも全力をつくして、ほんま、命がけでハートのラブをくれはった。
 それからボクシングとは離れますが、「アカイ、小さいときには、ママが抱っこして、キスしてくれた。これからは、あんたがママ抱っこして、キスするのよ」とも言われました。育ててくれた母親を大事にせなあかん。愛されたことを忘れちゃダメだ、いう意味やったと思ってます。エディさんのように、人にたくさんの愛情を与えられる人は、自分も他人からも愛されるんやと思います。


「オーケー!ボーイ エディさんからの伝言」 P.081より抜粋しました。